ONPではウクライナ避難民が来日したら、まず最初にオリエンテーションを行います。オリエンテーションでは日本の文化慣習から税金のこと、学校教育のこと、ゴミ出しのこと、災害時の対応についてなど日本で暮らしていくために最低限必要な情報をお伝えしています。また、健康面での不安や持病の有無などを聞き取る時間も設けて、必要なメディカルケアにつなげていきます。 来日オリエンテーション当日は、これから生活支援を行なっていくONPメンバーとの顔合わせの機会にもなっています。また、ウクライナ語・ロシア語通訳の方にも実際に来ていただき、ランゲージバリア(言語の壁)をなるべく取り除いた状態でお話をしています。通訳さんは日本在住歴が長い方々なので私たちが準備した内容以外にも、おすすめのスーパーや外国人から見た日本についてなども話してくれるので、とても助かっています。ウクライナ避難民の方も、通訳さんに日本での生活についてたくさん質問されていました。 最後に、来日オリエンテーションの際にいつも印鑑をプレゼントしているのですが、みなさんとても喜んでいただけています。印鑑文化は外国の方からはとてもエキゾチックな文化なのかもしれませんね。