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来日オリエンテーション

活動報告

来日オリエンテーション

ONPではウクライナ避難民が来日したら、まず最初にオリエンテーションを行います。オリエンテーションでは日本の文化慣習から税金のこと、学校教育のこと、ゴミ出しのこと、災害時の対応についてなど日本で暮らしていくために最低限必要な情報をお伝えしています。また、健康面での不安や持病の有無などを聞き取る時間も設けて、必要なメディカルケアにつなげていきます。 来日オリエンテーション当日は、これから生活支援を行なっていくONPメンバーとの顔合わせの機会にもなっています。また、ウクライナ語・ロシア語通訳の方にも実際に来ていただき、ランゲージバリア(言語の壁)をなるべく取り除いた状態でお話をしています。通訳さんは日本在住歴が長い方々なので私たちが準備した内容以外にも、おすすめのスーパーや外国人から見た日本についてなども話してくれるので、とても助かっています。ウクライナ避難民の方も、通訳さんに日本での生活についてたくさん質問されていました。 最後に、来日オリエンテーションの際にいつも印鑑をプレゼントしているのですが、みなさんとても喜んでいただけています。印鑑文化は外国の方からはとてもエキゾチックな文化なのかもしれませんね。

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オリエンテーションを受ける避難民の様子
住宅準備

安心に暮らすため、住宅の準備

活動報告

安全に暮らすため、住居の準備

玉東町で受入れを行っている町営住宅では、到着したその日から快適に過せるよう事前の準備を行います。長引く避難生活や長旅で疲れた身体を休め、そして、これからの日本生活に向け、心身共により良い状態を維持することが大切です。  

ウクライナ避難民が生活をする住宅は3LDKの戸建てで、窓からは玉東町の自然を望むことができます。それぞれの世帯の構成に併せた家具を設置するのですが、できるだけコストを下げる為に企業へ向けて支援依頼を行ったり、町民に向けての呼びかけやリサイクルセンターより家具の提供を受けて準備します。家具の搬入、網戸の張替え、掃除などなどONPメンバーをはじめ、玉東町役場職員の応援や、地域ボランティアの皆さんと作業を行います。近所の住民が、住宅周辺の植木の制定や雑草の草刈りをしてくれて、本当に多くの協力のおかげで日本へお迎えすることができています。

住宅準備
家具運搬の様子
玉東町内の優しさの和

玉東町内の優しさの和

活動報告

玉東町内の優しさの和

玉東町内の優しさの和
地域の小学校で歓迎を受ける避難民の子どもたち

2023年6月現在、玉東町(ぎょくとうまち)では5世帯15名のウクライナの方が避難生活を送っています。 避難民の受け入れに当たり、玉東町内では優しさの和が広がっています。町を歩いていると「携帯にウクライナ語の翻訳アプリをダウンロードしたよ!」と言ってくれるかたも多くおり、「ウクライナの皆さんに食べてもらいたい」と言って玉東町役場に果物や野菜を届けて下さるかたもいらっしゃいます。また、先月行われた町内の小学校の運動会では、応援合戦の際に「ウクライナの平和と復興」を願い、子どもたちがウクライナにエールを送ってくれました。

このプロジェクトは、玉東町の皆さまを始めとする地域の人々の理解と温かいご支援のもと実現しています。今後とも温かいご支援をどうぞよろしくお願い致します。

小学校からの温かいメッセージ
指差し会話帳で話しかける子どもたち
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第五世帯目到着

第五世帯目到着

先月、玉東町に5世帯目が到着されました!

ウクライナ本土からの避難は、書類手続きにも時間がかかり予定より到着が遅れましたが、5月上旬、無事に熊本県玉東町に避難ができました。到着後は疲れも見えていましたが、玉東町の美しい自然に癒されながら、避難生活を送っておられます。左の写真は、メンバーが玉東町の展望台にご案内した際の様子です。山からみえる海にとても興味をもっていたようです。

 

ウクライナ避難民受け入れ事業は、町内外の多くの皆様から暖かいご支援、ご声援をいただいており、このような支援活動が可能となっております。改めて、メンバー一同お礼を申し上げます。

避難民オリエン

第三・第四世帯目到着

第三世帯・第四世帯目の到着

オレンジネットワークは10月下旬に第三、第四世帯目を受け入れました。ウクライナ本国やポーランドの一時避難所から、熊本県玉東町へ避難されています。到着後、オリエンテーションが実施され、町での生活について説明があります。その後、日本語学習をスタートします。

オリエンテーションの様子
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ウクライナ避難民1世帯目がご到着されました!

8月7日、玉東町へ第1世帯目の避難民の方がご到着されました。住民の方に温かく迎え入れられ、到着した家族はやっと安心して家族と一緒に住めると心境を述べました。

玉東町に避難される家族は今回が初めてであり、今後さらに5世帯を受け入れる予定です。到着した避難民は日本語教育支援と生活支援を受け、日本の学校での教育や玉東町近辺での就労に向けて生活をスタートされます。

戦争から逃れてきた避難民の方を支援するためには、皆様からの御協力が必要です。

彼らが安心安全に暮らせるように、ご寄付をよろしくお願い致します。

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ON(おん)プロジェクト始動!

Orange Network Project (ON Project)が始まります

今年2月、ウクライナで起きた未曾有の人道危機は、日本全国の皆様も心を痛めていることと存じます。ウクライナ国内の状況は未だ深刻で、国連(UNHCR)の発表によると、2022年5月までに3153人の死亡者が確認されています。

2022年5月までに、4186名の負傷者がでており、実際の被害者数はもっと多いとも予測されています。また、本来ならば自由に、そして安全に将来への道を歩み始めたばかりである、保護されるべき対象の子ども達も被害にあっています。

すでに、227名の子どもの尊い命が奪われ、420名が負傷しています。

600万人以上が命を守るため難民として国を離れ、その多くの人々が将来への不安を胸に呆然としています。

現在、日本には1000名近くの避難民のかたが生活されていますが、ウクライナ国内の現状が向上しない今、一人でも多くの方が安心して、そして安全に平穏な日々をおくることができるように、我々にもできることがあると決断し、受け入れプロジェクトを開始しました。